弓矢

 

あの人が放った弓矢が身体を貫通した

 

生き抜くためにはこのままで、、

このままで、、、

 

不自由でも

痛んでも

忍耐の日々

 

長年の歳月が過ぎ去り

ある日、命からがら解放された

 

弓矢を抜こうと思うけれど、

 

失血するのではないかと思い

勇気がでない

 

そりゃそうよね

とてもじゃないけれど

一人で抜けないよね

 

一緒に抜こう

急所から外れているみたい

 

何より気づいて

あなたはトラウマの渦より

リソースの渦のほうが大きい

 

血管繋いで、縫合したら

そのあとは、

 

もとより強く

もっと自由に生きられる

 

傷は消えないけど

それでいい